キャベツ栽培は難しい・・・。
というレベルからキャベツ栽培を始めて、
初めてキャベツを作った頃は、
たくさん悩みました。
私が何も知らずにキャベツ栽培をした頃の話です。
キャベツ栽培をする専業農家が
- キャベツ栽培を始めた頃にとても困ったこと
- めちゃくちゃ失敗したこと
- 思ってもいない被害で収穫できなかったこと
など
実際にキャベツを初めて作ってみて、悩んだことを写真を撮りながらリストにしてみました。
どんなリストか、一部抜粋すると
難しい3つ。こんな経験をした方におすすめ
- キャベツが害虫に食べられて、難しかったことがある
- キャベツが鳥にやられてるっぽくて、難しかったことがある
- キャベツを無農薬で育てたかったけど、難しかったことがある
こんなことを写真付きで、悩みを共有できたらと思って書いています。
「あれ?キャベツが巻かない・・・」
というレベルから
農家の先輩に指導を受けながら作り、
1年目からたくさん作れるようになりました。
下の動画は、3年目の畑です。こんな美しいキャベツ畑が作れるようになりました。(動画は30秒くらいです)
実際に、農家の先輩に指導してもらってうまくできたキャベツの作り方の記事は
写真や動画付きで、家庭菜園の初心者でもわかるように丁寧に記事を書いたので、
うまくいくキャベツの作り方は下記の記事を見てくださいね。
こちらもCHECK
キャベツの無農薬栽培が難しい3つの理由
キャベツの無農薬栽培が難しい理由は3つあります。
- 農薬を使用しても、「害虫、病気、肥料」がわからないと理想的に育たない
- 農薬「なし」をするのは環境が整えば不可能ではない(商品レベルではコスパ悪い)
- 農薬を有機JAS適応農薬にすることで、「化学農薬を減らす」ことは可能
順に解説していきます。
農薬を使用しても、「害虫、病気、肥料」がわからないと理想的に育たない
キャベツを無農薬で育てるというと農薬にこだわりがちですが、「農薬があるなしでキャベツのサイズが変わるわけではなく」て
- 害虫による葉の食害で、光合成ができなかったり、生長点が止まる
- 季節ごとに発生しやすい病気により、腐ったり、枯れたりする
- 肥料が適切に吸えないため、適切な時期に必要なだけ成長できない
という3つのポイントがあります。
上記のポイントがわからないと、そもそも「農薬、肥料」を使ってもまともなキャベツが育たないので
- キャベツの育て方の基礎を身につけることが前提
- キャベツが育てれる技術を持ったうえで、無農薬栽培を実践
することが一番の近道となります。
詳しいキャベツの育て方はページ下部に生育ステージ別にリンクがありますので、興味のある所から見てみると
参考になると思います。
農薬「なし」をするのは環境が整えば不可能ではない(商品レベルではコスパ悪い)
結論からいうと、愛知県では「無農薬のキャベツで、スーパーに売っている品質のものを1トン/週 出荷する栽培」は
私の体感では無理でした。
しかし、無農薬のキャベツが無理ではなく、製品レベルのものを定期的にたくさんの量を作り続けることが無理でした。
これが上記タイトルの「コスパ悪い」の理由です。
農薬を有機JAS適応農薬にすることで、「化学農薬を減らす」ことは可能
0か100か。ではなく、7割減らすことは可能。
野菜を育てるうえで
- 無農薬なのか?
- 農薬使ったのか?
という0か100かの水掛け論になりがちな無農薬の話ですが、
実際の栽培はそこまで簡単な話ではなく、
一番現実なのが「化学農薬というカテゴリーを徐々に減らす」ということになります。
つまり、害虫、病気というトラブルからキャベツを守るために「有機JAS規格に適合した農薬」
で代替えするということです。
詳しくは【低コスト】有機JAS対応農薬でのキャベツの虫対策をご覧ください。
- どんな害虫対策を
- どんな風に
- どのくらいの頻度で
対策すればいいかわかります。
■キャベツ栽培は難しい「何も知らないと、難しい」
キャベツ栽培は難しい。35株の苗を植え付けたのに、虫に食べられて5株引っこ抜かなきゃならなかったり。
たくさん苗を植え付けて、しっかりと隙間なく防虫ネットをつけたのに、久しぶりに見に行ったらスジしか残っていなくて、超がっかりー!…。
□超難しい。防虫ネットをかけたのに、キャベツはしっかり虫に食べられている・・・。
1ミリ目の防虫ネットを購入して、キャベツにかける。
無農薬野菜を作るために。
防虫ネットに詳しい人に聞いたら、
1ミリじゃないとコナガが防げないので意味がなよとアドバイスをもらった。
正直、1ミリは高いけど、仕方ないですよね。
虫が防げなければ意味がないので。
高いけど、農薬代金と思えば高くない。
自分を説得して防虫ネットを購入しました。
土の隙間から虫が入ってくるみたいなので隙のないようにしっかりと土で押さえて固定。
グラスファイバーでできたポールもしっかり立ててキャベツにネットが擦れないように設置。
防虫ネットをぴんと張るのがすごく難しい。
均等にポールを立てて「カンペキ!」と思う位しっかりいいものができました。
□2週間目、難しいけど、キャベツうまく行った
防虫ネットを張ってから、2週間、虫もつかずにうまく成長してきました。
このままうまくいってくれと願うばかり。
□それから2週間、栽培したキャベツのサイズが全然違って難しい。
写真を見てください。キャベツのサイズが全然違いますよね。
同じ苗を同じ時期に植えたのに、こんなに違うのなんて。
大丈夫でしょうか?不安でいっぱいです。
□難しいキャベツ栽培。植え付け後1ヶ月、虫食いが発生、テデトール。
防虫ネットを張ってから1ヵ月後、虫がついて葉っぱの半分位が食べられていました。 虫でかい!
テデトールでできるだけ手でとって、やっと虫はいなくなりました。
またしっかりネットを直してこれで復活してくれればいいね。
□やっぱりキャベツ栽培は難しい「虫食いは1回手でとっただけではダメだった」
このまま上手くいくかと思ったんですが、キャベツは骨のようになってしまいました。
なんでだ…虫は全部とったはず。
まだ残っていたのだろうか?
高いネットを買ってやったのに、これだったら普通にキャベツ買った方が安いし…
□マジキャベツ栽培難しくない?せっかくできたのに、鳥につつかれる・・・。
今年はなんかキャベツが上手くできた!多少の穴はあいているけど、たまになった!
味も美味しいです!
だから、出来るだけ長く食べたいので、畑で長持ちさせるために少しずつ収穫していきます。
まあ、一気にとっても食べきれないし、そうなります。
□難しいと言われるキャベツ栽培の冬越しできそう。このままいってほしい
キャベツがたまになっているので、冬越し出来るはず。
このまま冬越しして、1月から4月まで食べたいからそっとしておきます。
なんだか外葉が枯れてきたけど、大丈夫かな?
□難しいと言われる一月も冬越しキャベツを栽培できました。
一月もキャベツの緑色がなくなってきたけど、かなり甘くなって美味しかった。
まだ畑にたくさんあるし、このまま春まで食べられたら今年はめっちゃ節約出来る。
□「ヒヨドリに食べられる」キャベツ栽培難しい。2月になったらなんかキャベツに穴が空いてる。
キャベツになんか突き刺さるような穴が空いてる。一個だけだからいいか。
翌日キャベツがほしくて取りに行ったら、なんかキャベツ10こくらいやられてる…。なんで?
何が起こっている?
となりのおじいさんに聞いたら
「ヒヨドリにやられたなー。この時期はあみかけないとダメよの。」
マジで?網とか、できてからもいるの?
キャベツ栽培難しいわー。
となりのおじいさんは今から植え付けみたいで、網かけていました。そんなにかけるの?
カンタンそうにあみかけてますけと、これめちゃくちゃ大変そうな奴やん…
□ヒヨドリにやられた結果キャベツ残り5個。キャベツ栽培、本当に知らないと難しい。
上手くできたのに、ヒヨドリにやられるという予想もしなかったトラブルで、たくさんあったキャベツも残り5個になりました。
この5個のキャベツを大事に春まで食べていきたい。
□キャベツ栽培で難しい「キャベツが出来た後の虫食い」
できたキャベツが虫に食べられてしまう・・・。
4月までなんとか持ったんですけど、キャベツが虫に食べられ始めました…。
せっかくたまになって、4月まで持って、スーパーも高いからちょうどいいのに。
またまたとなりのおじいさんに聞いたら、「コナガやな」って言っていました。
コナガ?
小さなガだそうで、ふーんって感じでしたが、食われていくことに変わりはなくて…
どうしようもなかった。
一気に食べた方がいいよと言われ、今年のキャベツは最後に5個とって、みための悪い、なんか味も悪いキャベツで収穫終了でした。
20個くらい食べられた。
キャベツ栽培は、初心者は指導なしでは難しいです。
キャベツの害虫の知識は、まず、「コナガとモンシロチョウの違いを知って、キャベツの育て方を学ぶ」を知ると、ちょっとわかったかんじになれて、
かなりまともに栽培できるようになってきます。
実際に、農家の先輩に指導してもらってうまくできたキャベツの作り方の記事は
写真や動画付きで、家庭菜園の初心者でもわかるように丁寧に記事を書いたので、
うまくいくキャベツの作り方は下記の記事を見てくださいね。