農家の技で家庭菜園!しっぱいしない!農業のやり方をプロ農家が栽培技術を解説します

朝どり野菜が美味しい。健康な野菜ほど美味しい

「自分でとる」朝どり野菜が美味しいわけ

悩んでいる人
さいこうやさいの畑で収穫できるやさいって、どうして美味しく感じるんですか?

それは、

さいこうやさいはこんな方におすすめ

  • やさいのおいしさ
  • やさいのためのこだわりの土作り
  • 収穫の時間と温度
  • やさいの旬
  • 自分自身で収穫できる達成感
  • 畑の空気感

 

 

さいこうやさい
これらが揃って、あなたにとってのさいこうやさいになるからです。

■採れたての野菜「朝採り野菜」が何故がおいしいのか

朝どり野菜が美味しい理由は、温度と、時間にあります。

どちらも、野菜にとっての1日の中で一番いい温度

野菜の生育の中で、一番美味しく感じる時間
ということです

□朝どり野菜は、美味しい温度

朝採り野菜は、温度がとても美味しい理由

  1. まず、朝どりは、1日の中で一番温度が低い時間になります。
  2. 野菜は温度が高いと、活発に光合成して、生長します。
  3. その際に養分として野菜の糖を使います。

1日の中で一番生長する日中は、糖が少なくなります。

すると、温度が低い朝が一番糖度が高いということになります。

□朝どり野菜は、美味しい時間

朝採り野菜は、朝露がついて瑞々しい。

朝どりといっても、極めて厳密に言うと、日が昇る前も含めます。

光が少ない時間では、野菜の光合成は少ない時間です。

糖の消費も行われず、人間でいうと眠っている時間です。

一番、糖が作られていて、これから日が昇って、光合成をするときにたくさん使うぞ!とためているじかんです。

特に糖に影響を受けるトウモロコシは、こだわるところは朝1時(言っても、夜中の1時なのですが。)
から収穫します。

さいこうやさい
私も朝1時からの収穫をやっていましたが、大変美味しい。そしてめちゃくちゃ大変です。

夜中なので、泥棒と間違えられます。自分の畑なのに。

■「夕採り野菜」は朝どりに比べてどうか?

糖に影響されるトウモロコシは、夕どりになると全然味が違います。

朝はこんなに美味しかったのに?

とショックを受けるレベルです。

□糖度に影響されるトウモロコシは影響が高い

朝1時から収穫し、朝6時には出荷する朝どりトウモロコシ。
そんな朝どりトウモロコシの時期は、日が昇ってから夕方まで14時間はあります。

14時間分の光合成に使うエネルギーと水分が、朝に凝縮されて美味しく感じるのです。

■結局朝どり野菜とどっちが美味しいの?

トウモロコシ以外も、野菜はたくさんあります。

全ての野菜を朝にとるなんて、普通は無理です。
気がついたら昼になってしまいます。
では、朝しかおいしくないのかと言われればそうではありません。

□トウモロコシに関しては、朝どり一択

トウモロコシに関しては、前述したとおり、朝どり一択です。

ポップコーンのトウモロコシは、干からびるまで畑に置きますので、あまり時間は気にしません。

□野菜は鮮度が一番、時間によって味や質が変わる

野菜は鮮度が一番。

時間によって、味や質が変わります。

これは、家庭菜園でのみ楽しめる特権です。

ココがおすすめ

朝、昼、夜と、野菜の味は変わってきます。

朝採り野菜、昼、夜とやさいの味は変わってくる。スーパーの野菜では、やはり味わえない「雰囲気も加味した味」

時間によってかわる野菜の変化

  • 朝、水分と糖が最大
  • 昼、水分が一番少ない
  • 夕方 水分が割とあり、糖が一番少ない

この時間によって、かなりの食味の変化が楽しめます

実際に変わる味の変化の例

  • 朝、みずみずしい、甘みがあり、キュウリなどの生食に鮮度を感じる
  • 昼、水分が少なく、皮も固め。漬物などに味が染みやすい
  • 夕方、糖が少ないので、青みなどの風味が強く感じる。香り系のハーブなどに、強い香りを感じる

 

このような変化があります。
同じ野菜でも、時間によりとても楽しみの幅が広がります。

■朝どり野菜という「イメージ」や「シチュエーション」も大事

朝どり野菜と言えば、「新鮮だよね!」「美味しいはず」とイメージが浮かびます。
そして、畑に取りに来るという空気感「朝どり野菜のシチュエーション」補正がかかり、どうしても美味しく感じてしまいます。

□朝どり野菜をとりに、畑に出かける。

朝、布団から出るのが辛くても、美味しいやさいが気になれば、自然と足が向かってしまいます。

朝採り野菜のために、畑に出かけよう。「朝、畑に行く?」「うん!」

こんな方におすすめ

  • 体の調子を整えたり、気持ちの良い朝を迎えたい人
  • 朝型の生活に切り替えたい人

体の調子も整ってくるようだし、

朝型の生活ができるかも。

家庭菜園にそういったことを求めても、ありだと思います。

□畑で朝、「美味しそうな野菜の顔」を見ることを覚えよう

畑で朝どり野菜の収穫に向かうと、どのキュウリがとれごろかな?と自然と見分けられるようになってきます。

そうすると、水が足りなかったかな?とか、調子良さそうだな!とか
「やさいの顔」が見れるようになります。

 

ココがおすすめ

やさいの顔が見れるようになると、畑をとても楽しめる特権です。
息子は、このキュウリが食べたいと指差し名指しでリクエストしてきます。

■さいこうやさいは「朝採れ」どころか、「自分で採りたて野菜」

朝どり野菜も鮮度が良くて美味しい大切な要素です。

自分で収穫すると、「自分で畑で選んだ!」というさいこうの体験ができます。

つまり、一番美味しそうな野菜を畑で収穫できる。

ココがおすすめ

「土を食う」とも言いますが、
土からこだわって作っている野菜を食べる体験。

さいこうやさい
そんな嬉しいやさいが、さいこうやさいです。

 

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