5分ほどの「パオパオをかけていない畑の白菜の様子」の動画です。
私がどのように「パオパオなしで、霜よけして白菜を収穫しているかがわかる」内容になっています。
■できた白菜のパオパオをかけて長持ち
白菜が育ち、あとは収穫するだけ。
ココがポイント
白菜の頭の部分は、霜によわいので、そこから傷んできます。
パオパオをうえから掛けておけば、この霜の傷みを防ぐことができます。
パオパオとは?
パオパオとは、不織布(ふしょくふ:繊維を織らずに作ったシート。フェルトの薄い感じ。)でできた、農業用のシートです。
効果は霜よけによる野菜の痛みを防いだり、保温効果があるため、野菜の凍傷を防いだりします。
レタスなどの葉の弱い野菜は重宝する道具です。
丁寧にやる人はダンポールを使って白菜をかこってからパオパオをかけます。
私は面倒だなーと思うし、白菜はけっこう大きく、パオパオの幅も足りないのでべたがけです。
白菜の頭の部分でパオパオが擦れますが 、白菜が痛むことはないので大丈夫。
意外と白菜も丈夫です。
■白菜のパオパオをかけないで済むテクニック
私は畑で白菜にパオパオをかけません。
冬場の最低気温は-2度程度。
2月になれば白菜の頭も傷んできますが、12月から1月いっぱいは平気です。
□白菜のパオパオは、外葉をがっちり育てればいらない
白菜のパオパオをかけなくても済む方法は、がっかりと外葉を育てることです。
外葉が厚くて長いと、霜にやられやすい白菜の頭頂部をガードしてくれます。
□【動画】白菜のパオパオを使わないために、外葉を育てるコツ
外葉を育てて、早くハクサイを結球させるには?
- 追肥
- 中耕
追肥をして、中耕をすることで、ハクサイの根の土に酸素が入り、柔らかくなります。
根が伸びやすく、早く葉が増えるので、より早く結球してくれます。
外葉が大きく育ち、パオパオを使わなくて済んでいます。
白菜のパオパオかけなきゃ間に合わない?目に見えて外葉を大きくしたい時、私も使う方法
液肥を株全体にかけます。
液肥をかけることで、より早く葉が伸び、結球してくれます。
ハクサイは肥料の効きが早く目に見える
毎日大きくなるのが目に見えるので、
まだ気温が20度程度ある今のうちに大きく外葉を育てて、いいハクサイを収穫してください
□白菜のパオパオが必要な場合
外葉が厚く作れなかった時です。
外葉がしっかりと出来ないということは、初期生育が悪くて上手く出来ていないはず。
そんなときだと、中身の白菜に比べて外葉が短くて、頭頂部をガードできるだけの長さが足りません。
外葉の長さが足りない時は、パオパオを白菜にべたがけしてやることで長持ちさせて、傷みを防ぐことができます。
■白菜のパオパオはすぐに破れてしまう
私の地域は知多半島で、冬場は強風が吹く場所です。
風が強く、パオパオはすぐに風にあおられてしまいます。
□白菜のパオパオは寿命1年(冬に風の強い地域の場合)
風にあおられると、留め具のところが破れたり、いろんなところで引っかかって破れてしまいます。
大抵白菜にかけたパオパオの寿命は一年くらい。(一回きり)です。
そう考えると、あまり使いたくないなーと思ってしまいます。
□白菜のパオパオは、長持ちさせたいところだけかける
白菜にパオパオをかけて、ちゃんと効果はあるので、どうしても
とっておきたい場合に一部(パオパオがある分だけ)かけておきます。
そうすると、やっぱり長持ちしますね。