

農業の基本に基づいた耕種的な方法(耕して、タネを蒔く方法)で、もちろん野菜もバッチリできます。
■雑草のない畑の作り方。0は無理だけど、雑草が減っていく畑は作れる
やり方さえ知っていれば、雑草のない畑は作れます。

雑草のない畑の作り方。正しい管理ルーチンを知って、労力は少なく雑草を減らしていきます。
ただ、雑草のない畑は、雑草がないように管理をしています。
管理をせずに雑草のない畑は作れません。
ここでは雑草のない畑にするための管理の方法を、農業の基本に沿って具体的に解説していきます。
□雑草0は無理。雑草100から雑草10の畑は1年で作れる。

雑草100の状態から、雑草10まで、雑草のない畑を作る。セイタカアワダチソウのある雑草だらけの畑
雑草0に見える畑も、実は0ではありません。
雑草だらけの畑を100とすると、1〜10くらいはあります。
実は畑の基本の管理をすると、一年で雑草10までのレベルに到達できます。
つまり、
畑の基本の管理をすると、雑草のない畑を作れます。
□雑草のない畑の作り方は、基本を守れば作れます。

雑草のない畑の作り方。雑草が生えたら、草丈が低いうちにすき込む。ここは、借りた当初は雨が降れば畑の半分が入れなくなるくらい、よく水没する畑でした。
雑草のない畑をつくる基本は、よく耕すことです。
つぎに、耕せない部分の雑草を処理することです。
雑草があると、野菜を丁寧に管理することが難しくなります。
野菜を上手に育てるために雑草のない畑をつくるためには、野菜が植えていない場合の草管理と、野菜を植えてからの草管理の2種類があります。
今回は野菜を植えていない場合の草管理をステップ1とステップ2で解説します。
ステップ3では、野菜を植えてからの草管理を解説します。
雑草のない畑の作り方【ステップ1〜ステップ3】で解説
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1■ステップ1:雑草のない畑を作るには、よく耕す。
まずは、耕せる場所をしっかりと耕すことです。繰り返し耕すことで、雑草は減っていきます。
耕す前の雑草の対処の方法はこちらの記事から見ることができます。
□雑草だらけの畑を耕すのは面倒だから、除草剤を使いたい。

草丈40センチ超えた。これだけ大きくなっては、除草剤を散布しても全ては枯れない、復活する。
除草剤を使うと草のない畑になると思うのですが、実はそんなこともありません。
雑草はひざ丈(約40センチ)を超えると除草剤が効きにくくなります。
また、種は除草剤が効かないので、また2週間から1ヶ月で新しく雑草が生えてきます。
除草剤は使い所があるので、うまく使わないと2ヶ月後には元どおりになることもよくあるので、注意が必要です。
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2■ステップ2:雑草のない畑を作るには、耕せないところに除草剤を安全に上手に使う
まずは耕すことで、除草剤が必要な範囲がしっかり目視できます。
(ステップ2からやっても大丈夫ですが、私はほとんどの場合、ステップ1からやって、除草剤の使用量を減らします。)
□耕せないところに除草剤を使う具体的な使い方。
耕せないところに除草剤を使います。
そうする事で、野菜を植えるところには除草剤がかかりません。
◇使う除草剤は2種類
農家が使う除草剤として代表的なもので、除草剤はラウンドアップとバスタの2種類があります。
- ラウンドアップは根まで枯らすのが特徴です。
- バスタはかけた部分だけ枯らすのが特徴です。
さらに詳しく
30坪程の農地であれば、バスタとラウンドアップが500ml1本ずつあればいいと思います。(薄めて使う希釈タイプです。)
◇除草剤を安全に使う方法
ゴム手袋、マスク、10リットルの噴霧器があると安全で、無駄なく除草剤をかけることが出来ます。
◇除草剤の使い方、ラウンドアップとバスタ
まずはラウンドアップを使います。
まずは10リットルの噴霧器に、100倍希釈で10リットル作ります。
ココがポイント
枯らしたい草に草の頭から出来るだけベタベタにかかるようにかけます。
30坪の土地で、耕運出来ない四すみの雑草に対しては10リットルで十分かけれる量があります。
ラウンドアップをかけたら、2週間くらい待ちます。
すると、しっかりと枯れてきます。
ラウンドアップで枯れない草は、バスタを使います。
バスタも100倍希釈です。
前回かけたラウンドアップの残りの雑草の部分ですので、5〜10リットルの間で量を調整します。
バスタもまんべんなく雑草の全体にベタベタにかけます。
■【野菜が植えてない間】雑草のない畑の作り方はステップ1から2の繰り返し
野菜を植えていない間はステップ1と2を繰り返すことで、どんどん雑草が減っていきます。
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3■ステップ3:雑草のない畑を作るために安全に、野菜にかからないように除草剤を使う方法
□【野菜を植えてから】雑草のない畑の作り方は、畝間の除草に使える除草剤カバー+バスタ
野菜がすでに畑にあるときに、畝間用噴霧器カバーをつけます。
畝間用噴霧器カバーはプロ農家も愛用する除草剤用のカバーです。
カバーの範囲外にはかからないので、野菜にとてもかかりにくい設計になっています。
野菜が既に畑に植えてあるときに使える除草剤は、バスタです。
畝間に1回だけ使うことが出来ます。
□野菜に安全な除草剤はバスタ
バスタです。
バスタは畝間に適した除草剤で、もし手元が狂ったりつまづいて野菜にかかった場合も、かかったところしか枯れません。
□野菜が枯れてしまう除草剤
ラウンドアップです。ラウンドアップは一部かかってしまった場合でも全体を枯らしてしまう作用がありますので、野菜が畑にある場合は使いません。
■雑草がない畑は、ほとんど除草剤を使わずに作れる
ステップ1と2を行い、畑を管理することで、雑草がない畑を作っていくことが出来ます。
このように草のない畑にするためにローテーション作業を続けることで、となりの畑のように雑草がない畑になっていきます。
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