アブラムシを制すると、もう20本多く収穫できる!
アブラムシはとても小さくて「まぁいいか…」と後回しにしがち。
しかし、ナス栽培では1枚の葉で2〜3本のナスを育て上げてくれます。
1枚葉をダメにしてしまえば、2本のナスを収穫できなくなり、
100本収穫しようと思っていて、
10枚の葉をダメにしてしまえば、 20〜30本のナスを収穫できずに終わってしまう。
例え話なのですが、
それくらい、葉を大切にすることで、ナスはとてもたくさんの収穫をさせてくれます。
【決定版】なすに害虫のアブラムシが沸いたときの対策
それは、アブラムシを5匹見つけたら、アブラムシ用の農薬を散布することです。
- 農薬
- 木酢液
- 手で潰す
- 忌避剤
とたくさんの手段を使ってアブラムシ対策をしてきましたが、
初期に農薬を散布することが一番減農薬で、品質の良い美味しいナスを収穫し続けることができるからです。
なすに害虫のアブラムシがついたときの被害
アブラムシは体調0,5~3mmくらいのとても小さい害虫で、最初にナスの葉裏について葉の汁を吸います。
1匹2匹程度であれば、あまり気にならないのですが、
アブラムシに吸われた部分が1週間、2週間後には傷みが出てきます。それと同時にアブラムシも少しずつ増え、いつの間にかナスの葉の色がおかしい状態になってしまいます。
モモアカアブラムシでなす の生育が止まってしまう。
アブラムシが大量に発生してしまうと、
- 農薬を使っても、駆除しきれない
- 大量発生した時点で、なす の生育は止まってしまう被害を受けてしまう。
なすが全然成長しないというくらい、アブラムシ+大量発生は致命的です。
モモアカアブラムシに注意する必要があるのですか?
アブラムシにも種類があって、モモアカアブラムシという種類のアブラムシがいます。
- 主にモモアカアブラムシという種類がつく
- ワタアブラムシという種類もつくし、そのほかにも数種類発生する。
- つまり、アブラムシが湧いて、生育が止まってしまったナスの成長点を見てみると、モモアカアブラムシでした。という結果論
なすに害虫のアブラムシが湧く理由と、対策
なすにつくアブラムシはなぜ汁を吸ってしまうのか
なすにつくアブラムシはセミやウンカ(お米に沸くコクゾウムシと同じ)の仲間で、セミやコクゾウムシと同じように、汁を吸って餌とします。
- ナスの葉や茎の汁を吸えば、ナスが光合成できなくなるので株が弱ります。
- コクゾウムシはお米の汁を吸い、お米がカスカスになって美味しくなくなります。
- セミも木の汁を吸います。(木を食べることはないので、私たちが被害を感じることはありません)
このように、
- アブラムシがナスの葉や茎につく
- アブラムシがなすにつくと、なすに被害が出る
という現象なので、肥料が多かったのかな?場所が悪かったのかな?と悩むよりも、「アブラムシがついたから駆除する必要がある」と対処する必要があります。
なすに害虫のアブラムシがいるときは、よくアリがいる理由は糖分。
アブラムシの性質として、なすの葉や茎の汁を吸うとナスが弱ってきます。
そして、その排出物として、糖分を含む液体を排出するので、そこにありが寄ってくるわけです。
なすの害虫のアブラムシ被害で「すす病」が出る理由は糖分
アブラムシがなす の葉や茎の汁を吸って、その代謝物として糖分を出すのですが、その糖分がたくさんになってくると、やはりカビてきます。
すす病の発生の流れ
- ナスは雨の多い時期に栽培される
- ナスは気温が高い時期に栽培される
- 糖分の含んだ液体が、高温多湿の場所で放置されている
- つまり、カビる(黒カビ)=「すす病」
【対策動画】ナスの害虫アブラムシ被害ですす病が出てしまった。対処します。
すす病が初期に出てしまったので、対処をしました。
今回すす病が出てしまった要因を挙げてみます。
- 植えた後、アブラムシとスリップスが少し出て、2週間くらい対策できなかった。
- そのうち1週間、梅雨に入ってしまい、毎日雨でカビが広がった。
- このままでは初期で病気が蔓延して、なすがダメになってしまう。
ということで、すぐに雨の止み間に散布しました。
\ここでできなきゃ、ヤバかったと思います。/