みょうがを植えるといえば
- 地植え
- プランター
と2種類の方法があります。
家庭菜園で植える場合、
とても広いとはいえない家庭菜園の畑で、どうやって植えれば失敗しないか、
この記事を読むとよくわかります。
今植えている地植えのみょうがを植え替えるときも、
解説を載せていますよ。
\実際に広がっていってしまった事例を動画で解説/
今植えている地植えのミョウガの植え替えをしたい。今ある場所に植えておけなくなりました。
地植えのミョウガの植え替えについての質問です。
今植えてある場所を工事するため植え替えしなくてはいけません。掘り起こしてみると思った以上に根が張っていました。すべてキレイに掘り起こさないといけませんか?途中で切ったりしてはだめでしょうか。 工事は20日間ほどなのでそのあとまたできれば地植えしたいとおもいます。その間の保管は土に植えないとだめでしょうか。以前、ホームセンターで根っこのまま、ビニール袋に入れたまま、売っていたので、そのような保管方法でもよいのか、教えてください。(こちらの質問はYahoo!知恵袋のみょうがの植え替えについての質問から私がこの記事で答えていきます)
- まず、みょうがの根は切ってしまっても大丈夫です。
- みょうがの地面に埋まっている部分は「根」「地下茎」「芽」と3つの重要な部分があります。
- みょうがの植え替えは「地下茎」と「芽」の部分が20cm程度残っていると、植え替えてもまた育ちます。
- 「芽」がないと、みょうがは枯れてしまうことが多いです。
- 「芽」は地下茎の先端にある「丸っこい部分」なので、そこを大切に掘り起こしてあげてください。
- 植え替えの場合、そのまま土ごとプランターに移してしまって大丈夫です。
順を追って説明すると、上記のような感じになります。
では、具体的な手順としては、下記のような感じになります。
- 一番簡単な方法は、みょうがが生えている(もしくは、冬場なら枯れているので生えていた場所)を、スコップで掘ります。
- 掘る深さは、縦横20cm〜30cmほど、深さ20cmほどを土ごとスコップで掘って、そのまま土ごとプランターへ植え替えてあげると、OKです。
- もし枯れてしまっても、翌年の4月〜5月にまた生えてきますので、大丈夫です。
- 冬場でも特に保温等しなくても、プランターをそのまま外に出しておいても大丈夫です。(凍結は控えてください)
これで、私は植え替えは全く問題ありません。
心配でしたら、2〜3株同じように作っておくと安心です。
【植えてはいけない場所】みょうがを植えて、失敗したなと思った場所
みょうがを植えてはいけない場所はいくつかあります。
- みょうが以外の野菜を育てたい畑
- みょうがをすぐに植え替えたい場合
この2つです。
野菜を育てたい場合は、みょうがを植えてはいけない理由
野菜を育てる場合、大抵は1ヶ月〜半年、玉ねぎの場合だと10ヶ月くらい栽培します。
みょうがを同じ「野菜栽培のルーチン」の中に入れてしまうと、失敗してしまいます。
なぜ失敗してしまうかというと、
みょうがは植え替えをせずに、2年目、3年目と増やしていく(収穫量が増えていく)野菜だからです。
野菜とみょうがを一緒に植えてはいけない理由
- 野菜は1ヶ月から半年くらいで収穫を終えて、次の作付けをするから
- みょうがは2年、3年とずっと同じ場所で耕すこともなく、増やしていくから
通常の野菜栽培と、みょうがの栽培はかなり違うことがわかると思います。
そして、みょうがの特性として、収穫量が増えていくと、みょうがが生えてくる面積も年々増えていきます。
つまり、野菜とみょうがを隣同士に植えてしまうと、年々野菜の栽培スペースにみょうがが進出していってしまいます。
これは、地下茎(ちかけい:土の中を茎が伸びて繁殖していく)という特徴を持った植物の繁殖方法で、身近な地下茎で伸びていく植物といえば、「竹」です。
竹が毎年どんどん増えていって、いつの間にか畑が竹藪になってしまった・・・。というケースを知っている方も、いると思います。
みょうがはそんなにすごい繁殖はしませんが、
家庭菜園で1坪とかで栽培している場合は、他に野菜を植えていきたい場合は、
みょうがは直接植えない方が安心です。1坪くらいだったら、みょうがはじっくり増えていきます。
では、そんな1坪家庭菜園のような、「狭い面積の家庭菜園」でみょうがを育てたい場合、どうするかを次の見出しで解説していこうと思います。
みょうがをすぐに植え替える場合は、みょうがを地面に植えてはいけない理由
- みょうがを狭い場所で育てたい場合
- みょうがの苗(茎)を買ったけど、まだ植える場所が決まっていない場合
そんな場合は、プランターで栽培することがおすすめです。
前の見出しで解説した通り、
みょうがは地下茎(ちかけい:土の中を茎が伸びて繁殖していく)で繁殖していくので、植える場所が決まっていなかったり、狭い場所で育てたい場合は地面に植えるのは向いていません。
思った以上に増えてしまう性質だからです。
みょうがはプランターに植えると、増えすぎない。植えてはいけないのは増えすぎるから。
プランターにみょうがを植えると、みょうがにとって地下茎が伸びる範囲が最初から制限されているので、プランター以上にみょうがが増えて、他の野菜を邪魔してしまうことがありません。
- プランターにみょうがを植えると、プランター以上にみょうがが増えない
- みょうがの苗をとりあえず植えたい場合は、プランターが適している。
- プランターのみょうがは、枯れてしまっても翌年また復活する。
ということです。
一番すごいのは、
プランターにみょうがを植えていると、復活することです。
次の項目で詳しく解説します。
逆に、みょうがを植えてよかった場所
みょうがを植えてよかった場所は1つはプランター、もう一つはナスの隣です。
みょうがはこんな場所におすすめ
- プランターに植えると、収穫量はそこそこ、枯れても復活する
- ナスの隣にみょうがを植えると、とてもよく取れるし、みょうがにとって環境も良い
みょうがをプランターに植えると、枯れても復活する話(何年も)
みょうがをプランターに植えると、
地植えしているみょうががある私はズボラなところがあって、「まぁいいか」と水をやらなくなってしまいます。
よくはないです。プランターなので、水をやらないと全然水分が足りなくて枯れてしまいます。
毎年、すぐに夏に枯れてしまいます。
地植えしているみょうがが豊作なので、全然気になりませんが、
これが翌年になるとまたプランターからみょうがが生えてきてくれるんです。
なので、
- とりあえず、植えておきたい。
- せっかく買ったみょうがの苗、無駄にしたくない
という場合、
とりあえずプランターに植えておく。というのはとても良い解決方法です。
とりあえず、みょうがが枯れちゃっても毎年生えてきますので、
植える場所が決まったら、植え替えればOKという「とりあえず植えたい」が解決できます。
ナスの隣とみょうがは相性が良い、植えるととても良い。
私が実際にやっている方法なのですが、
ナスの隣にみょうがを植えると、お互いよく収穫できます。
- 特に7月から9月の暑い時期に、
- なすの葉がみょうがの上に来て日陰になり
- みょうがの欲しがる水分は、ナスの散水から供給できる
ので、みょうがはほとんど何もやることなく、
ナスの世話をするだけでみょうががたくさん収穫できます。
みょうがの発芽に困った場合や、みょうがが生える量が極端に少なく感じる場合は、「みょうがの発芽時期、みょうがが生えない」をご覧ください。
農家が省力的に、美味しいみょうがをたくさん収穫する工夫をお見せしています。
一緒にたくさん収穫しましょう!
冬場のみょうがは、基本的にやることはないのですが、ちゃんと管理をするための冬のお作法があります。知っておくと、翌年によく収穫できるようになっていくと思います。
みょうがを植えてはいけない場所、知っていますか?植えると後悔するかもしれないので、1度知っておくと苗を無駄にせず、一番損しない方法がわかります。