有機質を混ぜても、表面は硬くなるが、土の中は柔らかく隙間が増える

粘土質の硬い土をふかふかに柔らかくする方法

農業のやり方・基礎知識

粘土質の硬い土をふかふかに柔らかくする方法

悩んでいる人
粘土質で土が硬いから、野菜がうまく作れない・・・

確かにその通りです。

いちろう
硬すぎる粘土質の畑は、野菜の根が張らないので、うまく野菜が作れません。

 

粘土質の畑を柔らかくするには

  • p H(ペーハー:土の酸性度)を測定したり
  • 高い資材を土に入れたり

という方法もありますが、

高い資材を入れなくても「粘土質の土を柔らかくする方法」はあります。

 

 

私は10年以上、専業農家として野菜を作っていますが、

9割以上の畑は硬い粘土質です。

硬い粘土質の土は、私にとっても大きな問題でした。 最初は全然野菜が作れませんでした。

 

硬い粘土質の土を柔らかくするために、無料のものから、高い資材まで様々なものを使って試してきました。

 

ココがポイント

最短の1年で効果が出てくるのは、

3つの方法と+1つのことに気をつけることでした。

 

3つの方法と、+1つのことに気をつければ、野菜を作れる柔らかい粘土質の土が出来上がります。

 

 

粘土質の土を野菜ができるようにするには、耕すタイミングと、有機質を混ぜる方法があります。
耕すタイミングはこちら

ココがポイント

土の密度を減らすことで、粘土質の土は柔らかくなります。
粘土質の土が固いのは隙間がないからです。

 

粘土質の土を柔らかくする方法(隙間を作るために)

  • 耕す
  • 有機物を入れる
  • 水分を減らす

という3つの作業を行います。

草刈りした草を業者からもらって混ぜた。半年で粘土質の土が柔らかくなる

草刈りした草を業者からもらって混ぜた。半年で粘土質の土が柔らかくなる

いちろう
有機質を混ぜることで、粘土質の土をふかふかに柔らかくする方法を説明します。

■粘土質の土をふかふかに柔らかくする方法(混ぜる方法)

粘土質の土をふかふかに柔らかくするのは、有機質を混ぜることで出来ます。

粘土質の土をふかふかに柔らかくするには、隙間が必要です。

粘土質の土をふかふかに柔らかくするには、隙間が必要です。

続けなければいけないわけではありません。

期間は毎年続けていくことで、その度にふかふかになっていくイメージです。
毎年続けなければいけないこともないので、入れれる時に入れれば良くなっていく。

という感じに思うといいと思います。

□粘土質の土を有機質を混ぜて柔らかくする有機質3種類

粘土質の土を混ぜて柔らかくする有機質3種類

  • 籾殻(もみがら)を混ぜる
  • 腐葉土を混ぜる
  • 堆肥を混ぜる

どの方法も、土の団粒化を進める上で効果がありますし、全て私も実証しましたので確実に出来ます。

 

□籾殻(もみがら)を混ぜて粘土質の土は柔らかくなる

籾殻(もみがら)は、分解しにくい有機質の1つ。

土の表面が隠れるほど入れても大丈夫です。

玉ねぎのタネをまいて、土が見えなくなるほど籾殻を入れた。生育や発芽は大丈夫。

玉ねぎのタネをまいて、土が見えなくなるほど籾殻を入れた。生育や発芽は大丈夫。

をいれて混ぜることで、粘土質の土のあいだにもみがらが入り、空気の隙間を作ってくれます。

空気の隙間を野菜の根が伸びて、水分や、酸素の調節ができるようになります。

この作用により、物理的に野菜の根の環境が良くなります。
籾殻(もみがら)は、コメ農家さんが地域にいると、結構簡単に手に入るのでオススメです。

□腐葉土を混ぜて粘土質の土は柔らかくなる

腐葉土を混ぜて粘土質の土は柔らかくなります。

腐葉土はホームセンターで購入することができますが、正直言って費用対効果が低いです。

ごく少量では、土に隙間を作るほど入れることができないからです。

腐葉土を使うなら、プランターくらいの大きさならばコスパいいかなと思います。

または、近くに落葉樹のある山があると、タダで手に入りますね。(地主に許可をもらうことが必要です)

◇腐葉土を安く手に入れる方法(地域の草刈り業者から手に入れる)

では、粘土質の土で困っている場合どうするかというと、近場にあれば地域の草刈りした草を集めている産廃業者から頂くのがコスパいい方法です。

草刈りした草を業者からもらって混ぜた。半年で粘土質の土が柔らかくなる

草刈りした草を業者からもらって混ぜた。半年で粘土質の土が柔らかくなる

産廃業者といっても、私のところでは建築業者が別事業で行なっていることもあります。

さらに詳しく

「ご自由にお持ちください」という場所もあるので、そういったところがあればラッキーですね。

手に入れることができたら、畑に混ぜていきます。
細かく裁断してあることも多く、そのまま混ぜ込めると思います。

手に入れた草の使い方

耕運機で耕せる程度(表層2センチくらい)敷いて、混ぜ込んで行きます。


分解するのに時間がかかり、分解中は野菜が育ちませんので、半年前に入れるか、敷き藁のように使って後で混ぜこむのもありです。

草の堆肥を入れてから半年後に作付け。7回は耕運した。人参は無事発芽し、長いものが取れた。

草の堆肥を入れてから半年後に作付け。7回は耕運した。人参は無事発芽し、長いものが取れた。

 

特に根菜類は土の隙間が必要なので、堆肥を混ぜた上で畝の高さを30cmにします。

特に根菜類は土の隙間が必要なので、堆肥を混ぜた上で畝の高さを30cmにします。

□堆肥を混ぜて粘土質の土は柔らかくなる

牛フン堆肥ですが、かなり粘土質の土は柔らかくなります。

堆肥を混ぜることで、粘土質の土に隙間ができて柔らかくなる。

堆肥を混ぜることで、粘土質の土に隙間ができて柔らかくなる。

牛フン堆肥をお礼肥(おれいごえ:野菜を作った後に、土にありがとうという意味を込めて堆肥を入れ、土を豊かにしていく工程)で使う方法は別記事で詳しく書いていますのでそちらを参考にしてください。

雑草の根が土を肥やしてくれています。
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■粘土質の土をふかふかに柔らかくする方法(畑から減らす方法)

こんな方におすすめ

  • 畑が雨が降ったら1週間以上入れなくなる粘土質の場合

畑から減らす方法2つ

  • 畑の水分を減らす
  • 土の密度を減らす

 

 

□畑の水分を減らして、粘土質の土は柔らかくなる

粘土質の土が固い原因は、粘土質の土に隙間がないこと。隙間に水が多いことの2つです。

粘土質の土が硬い原因は、粘土質のつちに隙間がないこと。

粘土質の土が硬い原因は、粘土質のつちに隙間がないこと。

 

 

畑の水分を減らすことで、粘土質の土は柔らかくなる土台になります。

土の隙間に植物の根が進み、ひげ根から酸素、水分、栄養を調節しています。隙間がないと育たない

土の隙間に植物の根が進み、ひげ根から酸素、水分、栄養を調節しています。隙間がないと育たない

□土の密度を減らして、粘土質の土は柔らかくなる

土の密度を減らすことで、粘土質の土は柔らかくなります。
粘土質の土が固いのは隙間がないからです。

粘土質の土を柔らかくする方法(隙間を作るために)

  • 耕す
  • 有機物を入れる
  • 水分を減らす

という3つの作業を行います。

 

具体的な作業は上記で解説してみたとおりです。

そのほかにも、

草をすき込んで表面を発酵させて、土を作っていくやり方でも、とても効果があります。

雑草をすき込んで堆肥化する。
参考雑草堆肥で健康的な野菜を作る方法

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