キャベツの株間は35cm、条間は40cm

しっかりとキャベツを収穫するために、植え付けの間隔はとても大切にしています。

家庭菜園の費用

【プロの株間】キャベツ農家が植えるキャベツの株間

キャベツを植えるときにどうすればいいかわからない株間と条間を、農家の方法を解説しています。

面積のロスを少なく、狙ったキャベツのサイズを育てるための株間です。

  • 畝幅90cm(天場90cm、畝底100cm畝の高さ20cm)の2条植えの場合
  • 基本のキャベツの株間は35cmです。

なぜこの数値なのかは、順に解説していきます。

 

 

キャベツの株間で収穫できるキャベツの量が変わります。

キャベツの株間で収穫できるキャベツの量が変わります。株間35cmだと95%収穫でき、株間30cmだと79%収穫できます。不作とは、キャベツの玉が小さすぎることを表しています。プロのキャベツ農家は株間30cmで8玉サイズのキャベツをビシッと揃えて栽培しますが、家庭菜園でそれだけの工夫、経験、労力をかけることができる方は少ないのではないでしょうか。

 

■農家のキャベツの株間は33cmです

前提は畝幅90cm(天場90cm、畝底100cm畝の高さ20cm)の2条植えの場合なのですが

キャベツの株間を33cmで植えています。

 

植え付ける道具は、キャベツの全自動移植機で植えています。

 

□キャベツの株間が33cmの理由は、ほぼ全て収穫できるから

株間を33cmにする理由は植えたキャベツを全て収穫するためです。

大きいキャベツを作るには株間が広くないとできません。

大きいキャベツを作るには株間が広くないとできません。1kgのキャベツを5個作ると5kg食べられますが、5kgのキャベツを5個作れば、25kg食べられます。

33cmで植えると、玉のサイズは大きく育ちます。

一番大きく育つと、4玉サイズで、重量は5kgほどまで成長するキャパがあります(全て4玉サイズに揃ったら、農家としても素晴らしい栽培技術です)

ココがポイント

あまり出来が良くない場合でも、9玉サイズで、重量は1kgほどになります。

つまり、

  • 天気が雨ばかり
  • 台風であおられた
  • 虫に喰われた
  • 病気が出やすかった

なんていう年でも、収穫しやすい株間だということです。

キャベツ1kgといえば、家庭菜園といえばいい収穫ができたなと思うサイズです。

 

つまり、植えたキャベツの出来が悪くても、いい収穫ができたなと思える出来になる株間が33cmです。

□一般的にキャベツの株間が30cm〜35cmと言われているのはなぜ?

その理由は

  • 農家がキャベツ栽培をするときに選ぶ株間だから
  • 30cmが8玉サイズを揃えるのに適した株間
  • 33cmが4玉〜6玉サイズを揃えるのに適した株間
  • 35cmはキャベツが大きくならない畑では8玉〜4玉サイズが狙える株間

という感じです。

 

■キャベツの株間と条間とは?基本の確認。

キャベツの株間というのは、順番に1株ずつ植えていく時の間隔のこと。一般的に30cmから35cmと言われています。

キャベツの条間とは、1つの畝に2条でキャベツの苗を植えていく時の、1列目と2列目の感覚のこと。40cmが適切です。

 

つまり、1つの畝に2条でキャベツを植える場合、30cm〜35cmの間隔でキャベツ苗を植えていき、2条目は1条目と40cm間隔を空けて、植えていきます。

 

■キャベツの畝間と株間は、作業しやすく効率的な基準で。

  • キャベツの株間は30cm〜35cm
  • キャベツの畝間は30cm

キャベツの株間は、先ほどの項目の通り、30cm〜35cmです。

ではキャベツの畝間はどうすればいいのか?

ということにお答えします。

 

まず前提が、

面積のロスを少なく、狙ったキャベツのサイズを育てるための株間です。

  • 畝幅90cm(天場90cm、畝底100cm畝の高さ20cm)の2条植えの場合
  • 基本のキャベツの株間は35cmです。
  • この場合のキャベツの畝間は30cmです。

 

 

キャベツの畝間は30cmです。

その理由は、

  • キャベツの土寄せをするためのイエロー培土版が入るサイズ
  • 畝間を人が歩きやすく、作業しやすい(追肥など)
  • 畝を削らずに、土寄せできる

という理由です。

この方法で植えると、1反(300坪)に、4000株〜5000株のキャベツ苗を植えることができます。

この4000株〜5000株というのは、農家としても規定通り植えることができた。という基準になっています。

 

■キャベツ品種「春波」の株間

キャベツの品種「春波」はタキイ種苗(外部リンク)のサワー系(早生品種)

  • 植え付け条件:畝幅100cm(天場90cm)、株間35cm、条間40cmの2条植え
  • 定植苗の大きさ:本葉4、5枚〜5枚
  • 追肥:植え付けから20日後
  • 土寄せ:植え付けから20日後の追肥の前後に行う
  • 収穫:サワー系なので、キャベツの頭を触ってみてちょっと締まりが強くなってきたタイミングで収穫する。

 

サワー系キャベツは、寒玉系と違い、柔らかい。

反面、畑に置いておける期間は1週間〜2週間程度です。

 

  • サワー系キャベツは玉が大きくなるまで待つと、葉が破れる
  • 葉が破れると、すぐにとろけ、腐りの原因になるので、破れないうちに収穫する
  • 小さくできてしまったキャベツは大きくなるまで待つことができないのがサワー系の特徴。締まり具合を基準に収穫していく。

 

■キャベツ品種「冬のぼり」の株間

キャベツの品種「冬のぼり」は野崎採種場の冬越し4月収穫の寒玉系キャベツ(外部リンク)です。(晩生品種)

  • 植え付け条件:畝幅100cm(天場90cm)、株間33cm、条間40cmの2条植え
  • 定植苗の大きさ:本葉4、5枚〜5枚
  • 追肥:植え付けから20日後と40日後の2回
  • 土寄せ:植え付けから20日後の追肥の前後に行う
  • 収穫:寒玉系で3月中旬〜4月中旬程度まで収穫できる。ずっしりと重くなり、最大で4kgくらいまで大きくなる感じ。植えてからの追肥を忘れずに行い、大きい外葉をたくさん作ることがいいキャベツを収穫できる

 

寒玉系のキャベツで、とてもよく育つ、重量のあるキャベツです。

畑に置いておける期間は3月中旬までに完成したら、2週間〜4週間程度でした。

 

  • 外葉が小さいとあまり大きく育たないので、初期の外葉を大きく育てる
  • 乾燥すると軽い玉しかできないので、1ヶ月以上雨が降らないなど過乾燥の場合は灌水する
  • 気温が高くなる4月に収穫できる品種なので、病気予防をしっかり行うことで、傷みのないキャベツを収穫できる

■キャベツ品種「藍天」の株間

キャベツの品種「藍天」はサカタのタネのの冬越し9月〜10月収穫の寒玉系キャベツ(外部リンク)です。(早生〜中早生品種)

  • 植え付け条件:畝幅100cm(天場90cm)、株間35cm、条間60cmの2条植え
  • 定植苗の大きさ:本葉4、5枚〜5枚
  • 追肥:植え付けから20日後と40日後の2回
  • 土寄せ:植え付けから20日後の追肥の前後に行う
  • 収穫:見た目が出来ても、まだ内部肥大が追いついていないので、しっかりと玉がしまったことを確認してから収穫します。とても暑い時期の栽培なので、過乾燥に気をつけて灌水することで、内部肥大がしやすくなります。

 

寒玉系のキャベツで、とても暑い時期に育てる、超端境期(はざかい期:キャベツが市場流通しない時期)向けの品種です。

初期生育が揃わないと、収穫するときまでずっと揃わないので、元肥を効かせて外葉を大きく揃えることが大切です。

 

  • 外葉が小さいと揃って収穫できないので、初期の外葉を大きく育てる
  • 根こぶ病の耐性がないので、根こぶ病の対策をします。
  • とても難しい作柄なので、相談できる種屋さんなどと連携しながら作った方がいいと思います。

 

■キャベツ品種「みさき」の株間(たけのこキャベツ)

キャベツの品種「みさき」はサカタのタネのの冬越し10月末〜11月収穫のたけのこキャベツ(外部リンク)です。(萎黄病 抵抗性 品種)

  • 植え付け条件:畝幅100cm(天場90cm)、株間35cm、条間60cmの2条植え
  • 定植苗の大きさ:本葉4、5枚〜5枚
  • 追肥:植え付けから20日後
  • 土寄せ:植え付けから20日後の追肥の前後に行う
  • 収穫:植え付け後48日、1kgくらいが目安。キャベツの先端が尖ってきて、手でギュッと押してみてしまってきたら収穫です。1kgを目安に収穫します。

 

肉質が柔らかく、生でも美味しいのが特徴のサワー系っぽいキャベツです。

 

1kg程度なので、玉サイズもそこまで大きくなく、収穫遅れに注意する感じです。

 

  • 外葉が小さいと揃って収穫できないので、初期の外葉を大きく育てる
  • 根こぶ病の耐性がないので、根こぶ病の対策をします。
  • とてもはやく収穫できる品種で形も面白いです。
  • 柔らかいキャベツなので、太りすぎるとひび割れ、腐り、痛む原因になるので、収穫遅れには気をつけます。

 

 

 

 

 

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  • この記事を書いた人

いちろう

愛知県知多半島でニンジン、キャベツ、白菜などを生産している認定農業者です。高級店20店舗に有機JASニンジンを出荷していました。現在は収穫祭などを開催し、直接、美味しい野菜を自分で収穫して食べたい家族と共に野菜を収穫しています。

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