人参の栽培で難しいのは発芽。
発芽したけど、なんか出来ないんですけど。
人参の発芽はうまくいったのに、なぜかいつも人参ができない。
そんな人は、人参の種まきの時期が9月20日より遅く種まきしていませんか?
寒くなると、人参の葉が大きくならないため、例え発芽に成功しても、
人参が太らず、栽培終了です。
という方に向けて、もう1つ、大切なポイントを書いています。
発芽すれば半分成功。その先でうまくいかない人向けのワンポイントです。
そのワンポイントとは、「葉の長さ」です。
【葉の長さ】人参の栽培は難しい。発芽以外でここを押さえる
人参の栽培で、発芽すれば半分成功とよく聞きますよね。
確かに、その通りなのですが、
近くの家庭菜園をしている女性たちからよく相談を受けます。
みんな大体同じ感じです。
そんな時、私はこう答えます。
発芽してもうまくできない人は
葉の長さが足りなくて、光合成する量と時間が足りていないからだと思います。
じゃあ、葉の長さが40cm以上、60cmになっているのは、いつチェックしたらいいの?
という疑問に、次の項目で答えていきます。
■ニンジンがうまくできない人へ 10月末の今、最終チェック。
人参が出来る、出来ないの分岐点とは・・・
人参の葉の長さで判断することができます。
ニンジンの葉の長さが40センチ以上なら出来る!
60センチあればかなり良いニンジンが出来る!
■40センチ以上ない、もっと小さい方へ
□今だから対策できる方法2点
□ニンジンに追肥をしよう
まだ日中は暑い日があるので、成長します。 追肥をすると、まだ葉が伸びます
□液肥をやろう 液肥を葉に滴るほどかけると、葉が伸びます。
□なぜ今、葉を伸ばす?
葉を伸ばすと、光合成する量が増えるので、ニンジンの根の成長にとても大切
□目安は葉の長さ60センチ!
11月になると寒さで葉が伸びなくなります。今の葉の長さで、ニンジンの出来が決まる。 今はギリギリで間に合うから、葉を伸ばそう。
□もし葉が伸びなかったら?
追肥、液肥をやることで、まだ間に合うのですが、もし葉が伸びなくてもやらないより色が濃くて美味しいニンジンに仕上がります
□不安な人は、一部だけ実験がベター 1/3だけ実験してみると、効果や変化がわかります
人参の栽培方法の流れが知りたい方は、の甘いニンジンの育て方を見てくださいね
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参考【2023年版】甘い「糖度14度」人参を栽培する方法
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■人参の発芽が難しい場合3つのポイントを確認してみてください。
□難しいポイント1:人参の発芽は水分が大切「最初の3日」
最初の3日、水を切らさないように水やりをすることができれば、発芽の確率がかなり上がります。
□難しいポイント2:人参の発芽を助ける「鎮圧」
鎮圧(ちんあつ:土を踏み込んで土の隙間をなくすこと)することによって、
土の隙間をなくして、タネと土を密着させる
密着することで、タネのまわりの土の水分が安定して、かなり発芽する
密着の程度は足で踏むくらいの強さで大丈夫
こんなに踏んでいいの?と思うくらい、騙されたとおもってやってみると発芽します
□難しいポイント3:種まきの日にち
人参の種まきは、9月20日までにするのが安心です。
そこを過ぎると、温度が足りず、人参ができるまで育たないことが多くなります。
(余程、追肥をたくさんして、液肥でガンガン伸ばしていけばできるかもしれませんが)
人参の生育期間は約4ヶ月。
逆算すると、8月の15日から9月の20日に種まきをしないと出来ない。
8月15日から8月28日までは暑いので、発芽がとても難しい。
暑い発芽の難しい時期に種まきしなければいけないから人参栽培は難しいと言われているんですね。